二つとも有名だけど何が違うんだ…
せっかく使うならよりお得な方を選びたい!
数ある決済サービスの中でも、知名度が高い「LINE Pay(ラインペイ)」と「PayPay(ペイペイ)」。
一見、似ているサービスに思えるため、どっちを使えばいいのか悩んでいる方も多いのではないでしょうか。
こちらの記事ではスマホ決済を始めたい方向けに、LINE PayとPayPayをチャージ方法・決済方法・ポイント還元率(お得度)・使えるお店、そしてメリット・デメリットについて徹底的に比較してみました。
Contents
LINE Pay(ラインペイ)とPayPay(ペイペイ)どっちがいいの?
LINE Pay(ラインペイ)とPayPay(ペイペイ)のどちらがいいかですが、まずこちらの表を見てみましょう。
LINE Pay
|
PayPay
|
|
登録方法 | どちらも簡単 | |
チャージして実際に使うまで | 簡単 | ちょっと大変 |
チャージ方法 | 簡単かつ豊富 | 大変 |
決済方法 | 豊富 | 少ない |
使えるお店の数 | PayPayの方が多い | |
クレジットカードの利用 | ほぼ使えない | ポイント二重取り可 |
ポイント還元率 | 0.5%~2.0% | 3%(※1) |
残高から出金 | できる | できる(※2) |
友達に送金 | どちらもできる | |
請求書払い | どちらもできる | |
マップ表示機能 | どちらもある(※3) |
(※1)5月8日~9月30日までは3%、10月1日からは1.5%
(※2)9月30日から出金可能
(※3)LINE Payでマップ表示機能を使うには、LINE Payアプリのインストールが必要です。
前までは、LINE Payだと「現金として出金できる」「請求書払いが出来る」などといった特徴がありましたが、その2点はPayPayでも出来るようになりました。
そのため、両者の差は正直なところあまりない、というのが現状です。
LINE PayとPayPayを比較した時に、特に注目したいのは赤字の部分です。
簡単さ・お手軽さならLINE Pay
詳しくは後述しますが、LINE PayもPayPayも、使うためにはまず登録・そしてチャージが必要です。
実際にお買い物に使えるようになるまで、LINE Payは最短1分ほどで終わるのに対し、PayPayは色々な登録が必要となってきます(それでも数分くらいで終わりますが)。
多くの人が既にインストールしているであろうLINEアプリで始められるので、別でアプリをインストールする手間を省くことも出来ます👍🏻
PayPayはクレジットカードを登録して、クレカ払いにすることも出来ます。
PayPay(ペイペイ)は新規登録で1000円貰える
PayPay(ペイペイ)は、新規登録かつ7日以内に銀行口座を登録することで、1000円相当のPayPay残高が貰えます。
7月末までは500円相当でしたが、8月以降1000円相当が付与されることになりました!(今から始める人羨ましい😭)
この特典がすぐに終わるようなことはないと思いますが、還元率なども数か月単位で変化しているので、まだインストールしていない方は今のうちに登録しておくのもアリかと思います。
個人的にはPayPay推し
上述したように、LINE PayとPayPayの差は、正直なところあまりありませんが、どちらか使うのであれば個人的にはPayPayを推します。
特に小売店などでは、PayPayのみ使えるお店が多いこと、タクシー配車アプリDiDiなど、使える範囲が広いからです。
また、還元率も9月末まではPayPayの方が高いです。
それでは、チャージ・決済方法やポイント還元率、メリット・デメリットについて詳しく見ていきましょう。
LINE Pay(ラインペイ)とPayPay(ペイペイ)をチャージ方法で比較
LINE Pay・PayPayのチャージ方法は、大きく分けると以下の3通りがあります。
- 銀行口座を登録してそこからチャージする
- コンビニでチャージする
- セブン銀行ATMからチャージする
PayPayはクレジットカードからチャージする方法もありますが、チャージできるクレジットカードがYahoo! JAPANカード
「セブン銀行ATM」からのチャージは、LINE PayもPayPayも差はないので、ここでは「銀行口座」もしくは「コンビニ」からチャージする場合を比較します。
「銀行口座からチャージ」で比較
LINE Pay(ラインペイ)の場合は、銀行口座の情報を入力するだけですので、最短で1分で登録からチャージまで済ませることが出来ます。
PayPay(ペイペイ)で銀行口座からチャージする場合は、まず「Yahoo!マネーの登録」が必要です。
「Yahoo!JAPANのアカウント」を持っていない場合は、このアカウントも作らなくてはならないので、更にやることが増えます。
LINEアプリを使っていない場合は、まずLINEを新規登録するところから始めないといけないのであまり差はない…かもしれません。
「コンビニからチャージ」で比較
スマホを持っていって店頭の端末を操作すればいいだけのLINE Payに対し、PayPayは事前に「Yahoo!マネーの登録」を行い、更に「Yahoo!ウォレット」で手続きを行う必要があります。
LINE Payに比べると、PayPayの場合は2段階も余計な手続きを踏まなくてはならないため、はっきり言って面倒くさいです。
ちなみに現金チャージしたいのであれば、セブン銀行ATMからチャージするのが簡単でオススメです👍🏻
おまけ:チャージできるコンビニで比較
チャージできるコンビニの種類は、LINE Pay(ラインペイ)よりもPayPay(ペイペイ)の方が多いですが、気にするほどではないかなと思います。
LINE Pay | ファミリーマート、セブンイレブン(ただしセブン銀行ATMがある店舗のみ)、ローソン(LINE Payカードを使えば可能) |
PayPay | ローソン、ファミマ、デイリーヤマザキ、セイコーマート、ミニストップ |
チャージ方法で比較した時のまとめ
アプリに金額をチャージして使う場合は、PayPayよりも断然LINE Payの方が「使うまでは簡単」です。
ただし一旦登録を完了させてしまえば、LINE PayもPayPayもどちらも簡単に「銀行口座からチャージ」することが出来ます。
現金チャージについては、セブン銀行ATMからチャージすれば簡単ですよ👍🏻
💡PayPayにチャージする方法を解説👇🏻
💡LINE Payにチャージする方法を解説👇🏻
LINE Pay(ラインペイ)とPayPay(ペイペイ)を決済方法で比較
次は決済方法で比較してみましょう。
決済方法 | LINE Pay | PayPay |
QRコード決済 | 〇 | 〇 |
オンライン決済 | 〇 | 〇(※) |
プリペイドカード | 〇 | × |
請求書支払い | 〇 | 〇 |
Google Pay(QUICKPay⁺) | 〇 | × |
※ 2019年6月より、Yahoo!ショッピング・ヤフオク!・LPHACOなど各種ヤフー系列のサービスで対応
表のように、LINE Pay(ラインペイ)ではQRコード決済以外に、
- JCBブランドのプリペイドカード「LINE Payカード」での決済
- タッチ決済「Goole Pay(QUICPay⁺)が使える
など、様々な決済方法をとることが出来ます。
幅広い決済方法のおかげでポイントが貯まりやすい
LINE Pay(ラインペイ)は前月の決済額に応じてポイントの還元率が変化しますが、この幅広い決済方法のおかげでよりポイントが貯まりやすくなり、結果として還元率もupします。
(※)対象の請求書はこちらからご確認ください。
ポイントの使い道はLINE Payの方が幅広し
お買い物するとそれぞれ、LINE Pay(ラインペイ)ではLINEポイント、PayPay(ペイペイ)ではPayPayボーナスという形で還元されます。
PayPayの場合は、還元された分を次の支払いに回すなど、基本的に買い物にしか使えません。
LINE Payの場合は、マイルへの変換・ギフト券との交換など様々な使い道があります。
💡LINEポイントのお得な使い方については、以下の記事を参考にしてみて下さい👇🏻
還元分を支払いにしか使わない場合はPayPay
マイルやギフト券に興味ない場合は、還元率を考慮するとPayPayの方がお得になります。
還元率については次で記載しますが、10万円以上をLINE Payで支払うヘビーユーザーでない限りは、PayPayの方が還元率が高いからです。
※9月30日までは、LINE Payでいくら支払おうともPayPayの還元率の方が高いです
LINE Pay(ラインペイ)とPayPay(ペイペイ)をポイント還元(お得度)で比較
お次は、QRコード決済を利用する上で外せない、ポイント還元率で比較してみましょう。
果たして、LINE Pay(ラインペイ)とPayPay(ペイペイ)では、どっちがポイント還元率的にお得なのでしょうか?
キャンペーンがない状態での比較
まずは、キャンペーンがない状態でのLINE Pay(ラインペイ)とPayPay(ペイペイ)のポイント還元率について比較してみましょう。
ポイント還元率 | LINE Pay | PayPay |
前月利用額0円~9,999円 | 0.5% | 3% |
前月利用額1万~4万9,999円 | 0.8% | |
前月利用額5万円~9万9,999円 | 1% | |
前月利用額10万円 | 2% |
LINE Pay(ラインペイ)は前月の利用額に応じてポイント還元率が変わるのに対し、PayPay(ペイペイ)のポイント還元率は一律3%です。
しかし、このPayPay、10月1日からは還元率が1.5%になります😭
毎月10万円以上使うならLINE Pay
LINE Payは前月の利用額に応じて還元率が変化するので、毎月LINE Payで10万円以上支払いをするのであれば、LINE Payの還元率の方が高くなります。
スマホ決済は、ちょっとしたお買い物くらいにしか使わないかな?という方にとっては、PayPayの還元率の方が高くなりますね👍🏻
ポイント二重取りでの比較
次は、LINE Pay(ラインペイ)やPayPay(ペイペイ)にクレジットカードを登録した時の、ポイント二重取りのしやすさについて比較してみましょう。
登録できるクレカの種類 | |
LINE Pay | VISA、MasterCard、JCB、American Express Diners |
PayPay | VISA、MasterCard、Yahoo! JAPANカード |
残高チャージの可否 | |
LINE Pay | できない |
PayPay | ヤフーカード(Yahoo!JAPANカード)のみ可 |
クレカ払いの可否 | |
LINE Pay | LINE関連サービスのみ可 |
PayPay | 可 |
表のように、PayPay(ペイペイ)に比べてLINE Pay(ラインペイ)の方が登録できるクレジットカードの種類は多いのですが、実際にクレカを利用できる範囲はかなり狭いです。
具体的には、
- LINE Payはクレジットカードによる残高チャージが出来ない
- LINE Payのクレジットカード支払いはLINE関連のサービスのみ
と、かなり限定されています。
一方PayPayの場合は、
- Yahoo! JAPANカード
であれば残高チャージは可能 - PayPayは登録したクレジットカードであれば支払いが可能
となっています。
ポイント還元(お得度)で比較したときの結論
基本となるポイントの還元率で考慮した場合、日々のスマホ決済が10万円未満になるようであればPayPay(ペイペイ)を使うのがいいでしょう。
PayPay(ペイペイ)のクレジットカード払いの罠
個人的には、これがPayPay(ペイペイ)における一番のデメリットだと思っています。
まず、PayPayには以下のように2通りの支払い方法があります。
- PayPay残高にチャージした分から払う
- 登録したクレジットカードで支払う
ここで注意したいのが、チャージした残高での支払いと、クレジットカードでの支払いの併用払いが出来ないということです。
残高が足りないとクレカで全額決済される
なんとPayPay(ペイペイ)は、この「チャージした残高」が足りない場合は「Yahooマネー」から支払われます。
もしこれもダメだった場合は、強制的に登録しているクレジットカードで全額決済されるのです。
つまりクレジットカードを登録していた場合、何かのはずみに、クレジットカードで勝手に支払われる可能性があるということです。
LINE Pay(ラインペイ)とPayPay(ペイペイ)を使えるお店で比較
以前はLINE Pay(ラインペイ)の方が、PayPay(ペイペイ)を使えるお店の数よりも多かったですが、はっきり言って今はさほど変わりません。
LINE Pay(ラインペイ)とPayPay(ペイペイ)で使える主なお店は以下の通り。
コンビニ | |
LINE Pay | ローソン、ファミリーマート、セブンイレブン、ポプラ、ミニストップ、セイコーマート、デイリーヤマザキ |
PayPay | ローソン、ファミリーマート、セブンイレブン、ポプラ、ミニストップ、セイコーマート |
ドラッグストア | |
LINE Pay | ツルハ、ココカラファイン、サンドラッグ、スギ薬局グループなど |
PayPay | アインズ&トルペ、ドラッグ新生堂、ダックスなど |
百貨店 | |
LINE Pay | 阪急百貨店、阪神百貨店 |
PayPay | 阪急百貨店、阪神百貨店など |
家電量販店 | |
LINE Pay | Joshin、ヤマダ電機、ビックカメラ、ソフマップなど |
PayPay | Joshin、ヤマダ電機、エディオン、ソフマップ、ビックカメラなど |
生活 | |
LINE Pay | ゲオ、セカンドストリート、ロフト、ビッグエコー、カラオケ広場、IKEA、大垣書店、MKタクシー、ミュゼプラチナムなど |
PayPay | ジーンズメイト、earth music&ecology、マックハウス、メガネドラッグ、メガネスーパー、はるやま、リカーマウンテン、とらのあな、古本市場、ジャンカラ、HISなど |
飲食店 | |
LINE Pay | モンテローザ(白木屋・魚民・笑笑など)、ワタミ(和民など)、松屋、スターバックスなど |
PayPay | モンテローザ(白木屋・魚民・笑笑など)、ワタミ(和民など)、上島珈琲店、かっぱ寿司、ピザーラ、牛角など |
その他 | |
LINE Pay | オンライン決済(Amazonなど)、JCB加盟店(LINE Payカード)、QUICPay加盟店(Google Pay) |
PayPay | DiDi、e BOOK Japanなど |
※最新情報はLINE Payが使えるお店やPay Payが使えるお店でご確認ください。
LINE Pay(ラインペイ)とPayPay(ペイペイ)をメリット・デメリットで比較
以上、LINE PayとPayPayについて、チャージ方法・決済方法・ポイント還元率・使えるお店などの観点から比較しましたが、再度各メリット・デメリットについて簡単にまとめたいと思います。
LINE Payの一番のメリット・デメリット
- チャージまでの手順が簡単で始めやすい
- 決済方法が豊富
- Amazon・スタバで使える
- クレジットカード機能がほとんど使えない
- LINEポイントをマイルやギフト券に交換できる
PayPayのメリット・デメリット
- 新規登録で1000円GET
- 独自ポイントが常時3%還元(※)
- 小売店を考慮すると使えるお店が幅広い
- クレカ払いが出来る
- ポイントの二重取りが可能
- チャージする手順は非常に面倒くさい
(※)10月1日からは1.5%還元
LINE Pay(ラインペイ)、PayPay(ペイペイ)はこんな人にオススメ
最後に、具体的にどういう人におススメか記載しておきます。
LINE Payはこんな方におすすめ
LINE Pay(ラインペイ)は以下のような方におすすめです。
- 手っ取り早く使いたい人
- 使い過ぎを防ぎたい人
- Amazonや楽天、スタバで使いたい人
- 貯まったポイントを支払いではなく、マイルやギフト券に交換したい人
PayPayはこんな方におススメ
PayPay(ペイペイ)は以下のような方におすすめです。
- チェーン店よりも個人のお店によく行く人
- クレカと連携させて使いたい人
- ヤフーカード(Yahoo! JAPANカード)を持っている人
- 独自のポイントではなくクレカのポイントを貯めたい人
LINE PayもPayPayもキャンペーンは縮小傾向に
どちらか片方なら、使い勝手が良いと感じるPayPayを個人的には推しますが、基本的にはお得なキャンペーンごとに使い分けるのが一番お得な使い方にはなります。
ですが、QRコード決済(スマホ決済)のキャンペーンは、8月を境にやや縮小傾向にあります😭
そんな中、激アツなのがクレカ系のキャンペーンです。
どれも還元上限額が1万円以上で、非常にお得です😆✨
それぞれのキャンペーンごとに解説・紹介していますのでよかったら参考にしてみてください✨
💡クレカ系のキャンペーン情報を簡単に知りたい方はこちらをチェック👇
💡個別に詳しく知りたい方は以下の記事をどうぞ👇🏻
💡PayPay利用者はYahoo!プレミアム会員になるとめちゃめちゃお得って知ってた?