キャッシュレス決済比率は約2割と低迷する中、着実に利用者を伸ばしているスマホ決済。スマホ決済とは一体どんな仕組みなのでしょうか?
非接触型決済とコード決済の違いについても解説しています。
こちらの記事ではスマホ決済のやり方、そしてメリット・デメリットについても合わせて紹介しています。
Contents
スマホ決済(スマートフォン決済)の仕組み・やり方
スマホ決済とは、スマホの機能を利用してコードを読み取ったり、かざしたりして支払う決済方法のことです。
現金がなくても、カードがなくても、スマホだけで決済が完了することが利点です。
スマホ決済は、以下の2種類の決済方法があります。
非接触型決済
非接触型決済とは、NFC(Near Field Communication)機能を利用して、スマホの上部を店頭のリーダーにかざして支払う方法です。
(例)Apple Pay(アップルペイ)やおサイフケータイ、Google Pay(グーグルペイ)など。
コード決済
QRコード/バーコードを自分のスマホに表示させたり、読み取ったりして支払う方法のこと。
(例)楽天ペイ、LINE Pay(ラインペイ)、PayPayなど。
コード決済は非接触型決済よりも便利?
Apple Payなどの非接触型決済は利用機種が限られ、誰もが利用できるわけではありませんでした。
その点、コード決済はほとんどのスマホに対応し、利用できる店舗も増えています。
めっちゃ簡単! コード決済の仕組み・やり方
コード決済の手続きはどれもほぼ同じ。専用アプリをダウンロードし、本人情報と支払い情報を入力します。
①まずはアプリのダウンロード
「App Store」か「Google Play」からサービスごとに専用のアプリをダウンロードし、スマホにインストールしましょう。
ほとんどのアプリは無料で使用することが出来ます。
②支払元の情報を登録
銀行口座、クレジットカード、電子マネーなど、アプリ内で利用可能な支払い方法を選んで、カード情報を登録しましょう。
支払い方法によって決済タイミングが異なるので注意しましょう。
③スマホで決済
自分のスマホ画面にコードを表示する方法と、お店側が表示するコードを読み取る方法と2種類あります。
ここがすごい! スマホ決済のいろいろ
コード決済は毎年2倍以上の増加
スマホ決済利用者は年々伸びていますが、特にコード決済利用者は毎年2~3倍という速さで増え続けています。
今後も成長が見込まれており、この5年間で利用者はさらに30倍にも急増するとも言われています。
一番満足度が高いのはLINE Pay(ラインペイ)
QRコード決済を経験した人のうち、満足に感じた人は「どちらかと言えば満足」を含め、約8割にものぼります。わたしも初めてコード決済を使った時は、あまりにも簡単で早くて感動しました。
ちなみに最も満足度が高かったのは「LINE Pay(ラインペイ)」で、時点で「楽天ペイ」。
今後もどんどん増えるコード決済のシェア
2018年以降、コード決済への参入はますます増加しています。
レジに行かずに決済ができるローソンペイ、自宅にいながら音声だけで買い物ができるAmazon Pay(アマゾンペイ)など、今までとはまるでお買い物の仕方が変わってしまう新時代が来ているのかもしれません。
▽スマホ決済サービス参入時期早見表
2014年12月 | LINE Pay(ラインペイ) |
2016年5月 | Origami Pay(オリガミペイ) |
2016年10月 | 楽天ペイ |
2018年4月 | d払い |
2018年4月 | ローソンスマホペイ |
2018年8月 | Amazon Pay(アマゾンペイ) |
2018年10月 | PayPay(ペイペイ) |
2019年以降開始予定 |
ゆうちょPay セブン・ペイ au Pay |
スマホ決済のメリット
とにかく早い
お会計時にお財布を出して、小銭を出して、お釣りを受け取って…と支払いをするよりも、アプリを開きコードを表示させるほうが断然早いし楽ちんです。
登録が簡単!
登録には本人に関する情報と支払い情報が必要ですが、それほど手間はかかりません。早ければ2~3分で終了します。
関連するアプリの利用者や、会員IDの保有者であれば情報共有が行われるため、よりスピーディに登録が完了します。
使い過ぎを防ぐ
銀行口座を利用する場合は、アプリ残高にチャージして決済することが多く、「先払い」になります。
クレジットカードは決済後にカード会社から請求がくる「後払い」となるため、予想外の出費に驚かされることもありますが、「先払い」なら使いすぎることもなく安心ですね。
スマホ決済のデメリット
バッテリーが必要
コード決済はアプリが起動できなくなると使えないので、充電がない状態だとコード決済できないことになります。
非接触型も使えなくなりますが、Apple Pay(アップルペイ)の予備電力機能付きエクスプレスカードなら最大5時間まで使えます。
レシートが発行されない
アプリでいくら使ったか確認ができるとはいえ、現金主義が多い日本人にとってはレシートが発行されないことで金銭管理が複雑になってしまう可能性があります。
セキュリティ面での不安
コード決済サービスの中には、アプリ自体にパスワードロックをかけられないものもあります。となると、スマホにパスワードロックをかける必要が出てきます。
また、お店によっては店先にQRコードの看板などを設置するケースもありますが、知らない間に悪い人によって、QRコードが書き換えられる恐れがあります。
まとめ
スマホ決済の中でも、とりわけQRコード/バーコードを使ったコード決済が急成長しています。その背景には、クレジットカード決済に比べて店側にとって初期費用が安価で導入しやすいことが挙げられます。
誰もが便利さを享受できる環境が整いつつありますので、是非これを機にスマホ決済の波に乗ってみましょう。
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