ぞれぞれ何が違うの?
そもそも電子マネーってなに?
こちらの記事では、以上のような疑問を解消します。
キャッシュレス決済の一つ、電子マネーの基礎知識をはじめ、おすすめの電子マネーはどれなのか、どんな種類・違いがあるのか、ランキング形式で比較しながらご紹介します。
Contents
電子マネーとは? 電子マネーの基礎知識
電子マネーとは、現金でもクレジットカードでもないお金として使えるものです。
ICカードやスマホを専用端末にかざしてお支払いします。この支払い方法は「非接触型決済」と呼ばれています。
電子マネーは大きく分けると2種類
電子マネーを大きく分類すると、
- お金を事前にチャージして使う「プリペイド式」
- クレジットカードに紐づけて利用する「ポストペイ型」
以上の2つにわけることが出来ます。
混同しがち! QRコード決済と電子マネーは別
PayPay(ペイペイ)やLINE Pay(ラインペイ)の決済方法は「QRコード決済」と呼ばれるものです。
こちらはスマホでQRコードを読み取って決済を行うため、スマホなしで支払いを行うことは出来ません。
そのため「スマホ決済」とも呼ばれています。
- スマホ決済(QRコード決済)はアプリを使って支払いをする
- 電子マネーはカードやスマホを専用端末にかざして支払う
💡スマホ決済について詳しく知りたい方は、以下の記事を参考にして下さい。
💡PayPay(ペイペイ)について知りたい方はこちらをどうぞ!
2019年のおすすめ電子マネーランキング
2019年のおすすめ電子マネーランキングは、こちら。
- 使い勝手に優れるiD
- 発行枚数1位! 楽天Edy
- 交通系電子マネーNO1! Suica
- スマホ決済で使いやすいQUIC Pay
- 主婦層におすすめ、waon
- セブンイレブン好きの人はnanaco
それでは、それぞれを詳しく比較していきましょう。
電子マネーを支払い方式で比較
まずは支払い方式で比較してみましょう。
支払い方式 | |
iD | プリペイド式、ポストペイ式、デビット式 |
楽天Edy | プリペイド式 |
Suica | プリペイド式 |
QUICPay | プリペイド式、ポストペイ式 |
waon | プリペイド式 |
nanaco | プリペイド式 |
ポイントが貯まりやすいのはプリペイド式
電子マネーの支払い方法のうち、ポイントが貯まりやすいのはプリペイド式です。
チャージ時にカード会社のポイントが貯まり、利用時に各電子マネーの独自ポイントを貯めることが出来るので、ポイントの二重取りが可能です。
ただし、チャージでポイントが貯まるクレジットカードは限られているので注意しましょう。
オートチャージ機能を使おう
プリペイド型の電子マネーはお金をチャージしないと使うことが出来ないため、残高が0になった時点で、お支払い不可となってしまいます。
「オートチャージ」機能とは、一定額を下回ると自動的にチャージされる機能のことです。
iDとQUICKPAYには後払い式も選べるため、「オートチャージ機能」はありません。
電子マネーを使えるコンビニで比較
次は、各電子マネーが使えるコンビニで比較してみましょう。
使えるコンビニ | |
iD | セブンイレブン、ローソン、ファミリーマート、ミニストップ、サークルKサンクス |
楽天Edy | セブンイレブン、ローソン、ファミリーマート、ミニストップ、サークルKサンクス |
Suica | セブンイレブン、ローソン、ファミリーマート、ミニストップ、サークルKサンクス |
QUICPay | セブンイレブン、ローソン、ファミリーマート、ミニストップ、サークルKサンクス |
waon | ファミリーマート、ミニストップ |
nanaco | セブンイレブン |
電子マネーを加盟店の数で比較
次は電子マネーを加盟店の多さから比較してみましょう。
加盟店 | |
iD | 非常に多い(約50万) |
楽天Edy | 非常に多い(約45万以上) |
Suica | 非常に多い(約45万) |
QUICPay | 多い |
waon | 普通 |
nanaco | 普通 |
公式で加盟店数がぞれぞれはっきり公表されてるわけではないので、ざっくり捉えていただければと思います。
基本的に、「waon」「nanaco」は、それぞれイオングループ、セブン&アイ系列のお店でのみ使えます。
それでは以下で、各電子マネーの詳細を見ていきましょう。
さまざまなタイプがあり、使い勝手に優れるiD
「iD」は元々ドコモがおサイフケータイfelica用に運営していた電子マネーですが、Apple Payにも対応しているのが特徴的です。
また、支払い方法も様々で、プリペイド型、デビット型、ポストペイ型と、自分に合った方法を選択することが出来るので非常に使い勝手がいいと言えます。
iDの特徴
運営 | NTTドコモ |
支払い方式 | プリペイド式、ポストペイ式、デビット式 |
利用金額上限 | なし ※一部店舗は上限あり |
独自ポイント | なし |
スマホ決済 | おサイフケータイ、apple Payなど |
発行手数料 | ●携帯アプリ:無料(ただしiD対応クレジットカードが別途必要) ●クレジットカード一体型:カードに準じる |
三井住友VISAカードは「専用カード」「クレジット一体型」「携帯」の3種類あるため、生活スタイルに合わせて選ぶことが出来るのが利点。
ロック機能で不正利用防止
iDが対応しているドコモのおサイフケータイはロック機能を搭載しているため、不正利用を未然に防ぐことが可能です。
dポイントをiD利用代金に充当可能
dポイントが2000p以上たまると、dカードやdカードminiの2000円分のiD利用代金に充当できます。そのため、ドコモのヘビーユーザーにもお勧めの電子マネーと言えるでしょう。
圧倒的な利用店舗の多さ! 楽天Edy
加盟店が多く、使い勝手の良い楽天Edy。2018年のカード発行数では1位を獲得しました。
ネットショップでも使え、還元率の高い楽天Edyは満遍なく使えるので、持っておいて損がないカードと言えます。
楽天Edyの特徴
運営 | 楽天Edy |
支払い方式 | プリペイド式 |
チャージ金額上限 | 5万円 |
独自ポイント | 楽天スーパーポイント |
スマホ決済 | おサイフケータイ、Google Payなど ※Apple Payでも使えるようになりました |
発行手数料 | 提携クレジットカード・ポイントカード等に準ずる |
楽天カード
年会費無料で還元率1%。楽天Edyと一体化しており、チャージと利用でポイントの重ね取りが出来るのが利点。
豊富なキャンペーンの実施
対象店舗での楽天Edyの利用や、Edyオートチャージの利用で、ポイントがたまるキャンペーンをしているときもある。
還元率の高さも魅力的なSuica
みなさんご存知、非接触型ICカードのはしりとなったSuica。
交通系ICは地方の管轄のJRや私鉄が各々発行したため、発行枚数と加盟店にやや伸び悩みが見られますが、少なくとも東日本在住の方は持っておいて損はない電子マネーです。
Suica(スイカ)の特徴
運営 | JR東日本 |
支払い方式 | プリペイド式 |
チャージ金額上限 | 2万円 |
独自ポイント | JRE POINT ※関連ポイント「えきねっとポイント」 |
スマホ決済 | Apple Pay、Google Payなど |
発行手数料 | ●モバイルSuica:無料 ●ビューカード:無料(ただし別途カード年会費が必要な場合有) ●Suicaカード(記名式&無記名):2000円(内1500円はSuica電子マネー、500円はデポジット。※退会時返金) |
ビックカメラSuicaカード
Suicaチャージや定期券購入で1.5%の高還元。さらに年会費が初年度無料(年1回の利用で次年度も無料)。
オートチャージが便利
おすすめの利用方法は、Apple Payに入れ、改札を通る際に自動で入金されるオートチャージサービスを利用する方法。
ビューカードと紐づけると、JREポイントが通常の3倍貰えるのも利点です。
NewDaysなどでもたまる
「JREポイントクラブ」に登録したSuicaを使えば、NewDaysなどでも200円で1ポイントがたまる。
こちらは関東圏の駅ナカに数多くあるので、関東住まいの人は是非利用しましょう。
iPhoneやおサイフケータイで使いやすいQUIC Pay
JCBを筆頭に、多くのクレジットカードに紐づけて使える使い勝手の良い電子マネーです。
また、使用した際に、紐づけたカードのポイントやマイルがたまるのも嬉しいポイントです。
QUIC Pay(クイックペイ)の特徴
運営 | JCB |
支払い方式 | プリペイド式、ポストペイ式 |
利用金額上限 | 1回2万円まで(一部) |
独自ポイント | なし |
スマホ決済 | Apple Pay、おサイフケータイ、Google Payなど |
発行手数料 | ●搭載型カードQUICPayは無料 ●提携クレジットカードはそれに準ずる |
Orico card THE POINTは「QUICKPay」と「iD」をダブルで搭載した優秀な知一枚。還元率も1%と高く、さらに年会費も無料。
多くのクレカに対応、携帯のキャリアも選ばない
Apple PayやおサイフケータイのQUICPay(クイックペイ)はアメックスやセゾンなど、多くのクレカに対応。nanacoカードにQUICPay機能を追加することも可能です。
また、携帯のキャリアを問わず利用可能な点も魅力的です。
使える店舗が多い
マクドナルドやセブンイレブン、イオンなどで使えるほか、牛角やディズニーランド・ディズニーシーでも利用できるため、使える店舗が非常に幅広いのがポイント。
全国のイオングループでポイントがたまるwaon
waon(ワオン)はイオングループが発行する、ショッピング系電子マネーです。
5%オフになる日や、ポイント10倍になる日もあるので、近くにイオン系列の店舗がある場合は積極的に利用しましょう。
waon(ワオン)の特徴
運営 | イオン |
支払い方式 | プリペイド式 |
チャージ金額上限 | 最大5万円 |
独自ポイント | WAONポイント |
スマホ決済 | モバイルWAONなど |
発行手数料 | ●waonカード:300円 ●イオンカード・イオンカードセレクト・モバイルWAON:無料 |
20日、30日には5%オフに
イオンやマックスバリュー、ダイエーなどで毎月20日・30日開催の「お客様感謝デー」ではWAONでの支払いが5%オフになります。
55歳以上なら毎月15日に5%オフの特典がある「G.GWAON」もおススメ。
使えるお店拡大中
イオングループの店舗はもちろんのこと、ファミリーマート、ローソン、マクドナルド、吉野家など全国44万店で利用可能で利用可能なので、使える店舗をあまり探さなくていいところが利点と言えます。
セブン&アイグループでお買い物するならnanaco
セブンイレブンやイトーヨーカドーなど、セブン&アイグループ対象店での利用で還元率が基本1%になる電子マネーです。
さらに全国のアリオやイトーヨーカドーの専門店街でハッピーデーにnanacoを利用すると、還元率が2倍に。
nanaco(ナナコ)の特徴
運営 | セブン・カードサービス |
支払い方式 | プリペイド式 |
チャージ金額上限 | 5万円 |
独自ポイント | nanacoポイント |
スマホ決済 | Google Pay、おサイフケータイなど |
発行手数料 | ●nanacoカード:300円 ●nanacoモバイル:無料 |
セブンカード・プラス
nanaco一体型カード。対象店での年間100万以上のカード利用で3000Pのボーナスポイントがもらえる
ハッピーデーは5%オフに
イトーヨーカドーの8日・18日・28日は「ハッピーデー」。ほぼ全品がnanaco利用で5%になります。(※一部対象外商品あり)
チャージ+利用でお得に使おう
「セブンカード・プラス」からnanacoへのチャージで200円につき1Pが付与されます。チャージしたnanacoをセブンイレブンで使えば、ポイントの二重取りが可能です。
まとめ
以上、6大電子マネーの特徴を、比較しながらご紹介しました。
自分に合った電子マネーを見つけて、お得に、そしてストレスフリーにお買い物しましょう。
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