2019年5月20日、西日本旅客鉄道は、同社の連結子会社13社が運営するショッピングセンター28施設内の約3000店舗で、スマホによるコード決済に対応することを発表しました。
こちらの記事では、「6月以降にコード決済が使えるようになるJR西日本の施設一覧」、そして「どのQRコード決済・電子マネーが対応か」ということについて紹介しています。
また、「どうして関西では関東よりもキャッシュレス化が遅れているのか」その理由も記載しています。
Contents
6月以降にコード決済が使えるようになる大阪の施設
6月以降にコード決済が使えるようになる大阪の施設は以下の4施設です。
- アルビ大阪(JR西日本大阪開発)
- アルビ往道(JR西日本大阪開発)
- エスト(JR西日本大阪開発)
- アルデ新大阪(新大阪ステーションストア)
8月以降にコード決済が使えるようになる大阪の施設
8月以降にコード決済が使えるようになる大阪の施設は、6月以降にコード決済が使えるようになる施設に加えて、以下の2施設です。
- 天王寺ミオ(天王寺SC開発)
- ルクア大阪(JR西日本SC開発)
8月以降にコード決済が使えるようになる岡山・広島の施設
8月以降にコード決済が使えるようになる岡山・広島の施設は、以下の4施設です。
- 岡山一番街(山陽SC開発)
- さんすて岡山(山陽SC開発)
- さんすて倉敷(山陽SC開発)
- さんすて福山(山陽SC開発)
8月以降にコード決済が使えるようになる鳥取・島根の施設
8月以降にコード決済が使えるようになる鳥取・島根の施設は、以下の2施設です。
- シャミネ鳥取(JR西日本山陰開発)
- シャミネ松江(JR西日本山陰開発)
8月以降にコード決済が使えるようになる富山の施設
8月以降にコード決済が使えるようになる富山の施設は、以下の2施設です。
- マリエとやま(富山ターミナルビル)
- とやマルシェ(富山ターミナルビル)
9月以降にコード決済が使えるようになる兵庫・広島の施設
9月以降にコード決済が使えるようになる兵庫の施設は、以下の8施設です。
- リブ(神戸SC開発)
- プリコ六甲道(神戸SC開発)
- プリコ三ノ宮(神戸SC開発)
- プリコ神戸(神戸SC開発)
- ピオレ明石(神戸SC開発)
- プリコ西明石(神戸SC開発)
- ピオレ姫路(神戸SC開発)
- エキエ(中国SC開発)
10月以降にコード決済が使えるようになる京都の施設
10月以降にコード決済が使えるようになる京都の施設は、以下の2施設です。
- ポルタ(京都ステーションセンター)
- ザ・キューブ(京都駅観光デパート)
2020年2月以降にコード決済が使えるようになる石川・福井の施設
10月以降にコード決済が使えるようになる石川・福井の施設は、以下の2施設です。
- 金沢百番街(金沢ターミナル開発)
- プリズム福井(金沢ターミナル開発)
どのコード決済が対応しているの?
JR西日本系28施設で対応するコード決済はこちらです。
- PayPay(ペイペイ)
- LINE Pay(ラインペイ)
- Origami pay(オリガミペイ)
- メルペイ
- d払い
- au PAY
- アリペイ
- WeChat Pay
どの電子マネーが対応しているの?
JR西日本系28施設で対応する電子マネーはこちらです。
- SuicaやICOCAなどの交通系IC
- iD
- QUICPay
- nanaco
- PiTaPa
- 楽天Edy
- WAON
キャッシュレス決済の普及度合いは「東高西低」
さて、今回このように28もの施設でコード決済を導入することが決まりましたが、そもそも関西は関東に比べ、キャッシュレス化が遅れているのです。
上記の画像にあるように、兵庫県以外の関西勢は、全国のキャッシュレス決済の平均を下回る結果となっています。
なぜ関西ではキャッシュレス化が遅れているの?
この疑問に対して、大阪商工会議所、流通・サービス産業部の湯谷康文次次長は「大阪は個人事業者が多く、導入コストの負担が重い」と分析しています。
決済端末を導入する初期費用の問題
決済端末を導入する初期費用は数万円かかる上、これに加えて決済のたびに手数料がクレジットカードは4~7%、スマホは約3%もかかります。
「安さこそ正義」という価値観
消費者側も、「安さこそが正義」という価値観が根強いという側面もあります。
新サービス導入の抵抗が低い兵庫と、神社・仏閣の多い京都・奈良
兵庫県では神戸市を中心に、パン食などの海外文化を積極的に取り入れてきたという歴史があります。
そのため兵庫県では新サービス導入の抵抗が低いのですが、神社・仏閣の多い京都・奈良では、歴史的建造物と決済端末が雰囲気に合わないという理由で導入が見送られています。
まとめ
以上、「6月以降にコード決済が使えるようになる西日本の施設一覧」、そして「どのQRコード決済・電子マネーが対応か」ということ、そして「関西でキャッシュレス化が遅れている理由」について紹介してきました。
10月から始まる増税に向けて、政府は「キャッシュレス決済の場合は、政府の負担で最大5%還元を実施する」と発表しています。
6月以降、西日本のJR系列の施設でコード決済が使えるようになるのは喜ばしいことですが、特に10月以降からキャッシュレス決済を導入する地域については遅すぎるのではないかという印象は拭えません。
💡「キャッシュレス・消費者還元事業(キャッシュレスポイント還元)」がどういう仕組みなのか知りたい方は、こちらの記事を参考にして下さい。
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